魚を与えるだけではなく魚の釣り方を教える、生活保護受給者に必要なこと

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生活保護を受給していた時、お金の管理はかなり苦労しました。
今では家計簿もつけてキッチリ管理していますが、受給当初は受給日前はお金がなく1日パン1枚で過ごしたりしていました。

お金の使い方は様々ですが生活保護のような制限のある暮らしには、それに適した暮らし方があります。

私は途中でお金の大切さに気がつき勉強したのでいいですが、同じ生活保護受給者では外食ばかりの生活、ギャンブルに使ってしまうなどお金の使い方について危うさを抱えた方もおられました。

生活保護受給者のみならず一般の方も同様にお金の勉強は必要だと思います。
「どうしたらお金を使わずに済むか」
「どうしたらお金を貯められるか」
これらは万人に共通した必要知識だと思います。

私が生活保護の頃、必要だったなと思う知識や技術を記したいと思います。
生活保護と銘打っていますが万人に共通することだと思います。

目次

自炊する技術と知恵

自炊は節約する上で強力なスキルです。
食費を外食と比べて1/3-1/4以下にすることができます。

生活保護とセットで調理器具と料理教室を提供してもいいはずです。

栄養面でも良い効果もあります。
外食は肉類揚げ物が多く肥満や脂質異常症など脂質由来の疾患になる可能性もあります。
私の場合栄養状態が悪かったせいか風邪を引いたり骨折することが多かったです。

自炊をするようになってから(ヘルパーさんの助けもありましたが)病気や骨折はなくなり、同時にお金に余裕も生まれました。

調理器具はそこそこのもので十分ですし、レシピはネットで十分です。
買い物が面倒ならネットスーパーがあります。
ご飯、味噌汁、一品だけでも満点です。
自分好みの味付けでコンビニやお店では味わえない美味しさを体験できます。

家計簿をつけて家計管理をする訓練が必要

家計簿は家計を見える化し、余計な出費を洗い出す重要なルーチンワークです。
受給当初に家計簿(毎年支給)とFPによる家計相談があってもいいはずです。

私も家計の流れがわからない頃が支給日に使ってしまい後で困ることが多々ありました。

家計簿をつけることで家計の流れがわかり予算が組めます。
生活扶助の内、いくらを何に使うを明確にしておけば散財済みます。
さらに予算で使えるお金を決めて、さらに自分が使うであろうお金を決めておくと生活は楽になりました。

家計簿をつける習慣を身につけることは大変です。
今はスマホのアプリで簡単につけられるので、生活保護受給者必須として保護費に組み込んでもいいんじゃないかと思います。
一般の方も家計簿は節約の強力なツールなので、その勉強や相談もお金をかけてありだと思っています。

私は今年から家計全体を把握するため大判の家計簿を購入しました。
使い勝手良く日々帳簿をつけています。
税理士さんとも契約して税務について管理してもらう予定です。

運動習慣を身につける

運動は体のみならず精神面でもポジティブな影響があり、抗うつ剤と同等の効果があると研究で明らかになっています。

体を壊して療養している人は別として回復過程にある人へ、運動プログラムの斡旋も良いと思います。

障害者であれば公共のジムが無料や格安で借りられるのですが、1人では続きにくいです。
そこでプログラムへ参加を促すようにすれば健康増進につながります。

私は生活保護の頃、デイケアで毎週運動プログラムをしてリフレッシュしていました。
また公営のジムも利用し運動不足を解消していました。

もちろん個人で散歩やジョギングなどもいいですが、続けるのは困難です。
誰かと一緒にすることで敷居が下がるので、個人でも続けやすいです。
就労が最終的な目標である生活保護は健康増進、体力向上は必須です。
そういった支援もあっていいはず。

収入の1割は貯金する

これはよく言われていることですが、

収入の1割は貯金する

名著バビロンの大富豪などでも紹介されている通り、基本原則です。
収入の多い少ない問わず1割以上を貯金する習慣を身につけることと、残り9割で暮らしてみる。
そして暮らせたなら更に貯金額を増やす。
そうした先に蓄財があります。

お金があることは突発的なことに対応できる安心があります。
生活保護の時も突発的なことは起こります。
そのための備えとして生活扶助60,000円の1割6,000円を貯蓄していました。
(収入も少しあったのでプラス)
お陰で引っ越し代金などの諸費用は全て賄うことができました。

わずかなお金と言えど積み上がれば大きな金額です。
ぜひ実践してほしいです。

お金だけ与える支援では誰も救われない

生活保護は端的にお金を支援する制度です。
公助の制度ですがそれはお金だけで、自助による部分が非常に大きいです。

ですが自助に行き詰まってせいかとなっている場合が多数なので、自助部分をできるだけ軽くしないと立ち直ることは難しいです。

なのでお金の教育、健康の教育、運動習慣、自炊など暮らしに欠かせないことを身につける機会にした方が良いのではないでしょうか。

私はたまたま自分で身につけることができましたが(もちろんサポートあってですが)、もっと公的なサポートがあれば回復も早かったように思います。

健康な人、障害を持っていない人は簡単に思えることも障害病気を持っていると困難なことは多いです。
そこを自助ですることは無理な場合が多いです。

生きやすくするにはお金(魚)だけでなく、できないことをできるようにサポートする(釣り方)をセットにしないと自立、自律は難しいです。

私は周りの方から多くの釣り方を教わったため立ち直ることができました。
時々ニュースで見る行政の扶養照会の話を見ると

Siri

そこ頑張るところじゃない!

と心の中で叫んでいます。
行政のマンパワー足りませんが扶養照会に人員と時間割くなら一人でも生活保護卒業と持っていく方がいいんじゃないの?と思います。

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