ここのところ体調を崩し仕事もブログも休んでいました。
忘れていましたが私は障害者で一生治らない病気を抱えていました。
私自身が忘れっぽくおおらかな部分もあるので調子がいいと健康であると錯覚します。
急に体調を崩した今回、まだまだ病気は治らず、障害は一生続くと感じました。
それでも出来ることはやります。
家事もですし、楽しみである読書や映画鑑賞や音楽鑑賞もしています。
病気障害は一生続きますが、それはもう何も楽しめない、寝たきりという意味でもないです。
私なりの病気障害との付き合い方を考えたいと思います。
治らない病気=塞ぎ込む、ではない
ガンをあげれば現在の医療は発達しており昔に比べれば生存率は格段に高いです。
精神の病気は治ることはなく悪い時と良い時を繰り返しますが、寝たきりということもないです。
引きこもって過ごすのではなく、調子が良ければ外へ出られます。
私は映画が大好きで映画館へ行ったり、美術館や博物館へも行きます。
好きを諦めなくても良いのです。
療養生活直後、引きこもり今後の生活に希望を見出せず諦めていましたが、人間はいつまでも落ち込んでいられないです。
落ち込むのも力が必要です。
その力を再び立ち上がり社会へ出るように振り向けた時、私の人生は動き始めました。
病気や障害は良き帆走者とする
体調の良し悪しを知る手段として症状は分かりやすいです。
自分の状態を把握することは簡単な様に見えて難しいです。
それを例えば
熱が37.0℃超えたから休もう
とある程度指標があれば行動しやすいです。
私の場合は音が大きく聞こえたり、頭痛が現れると体調を崩す前兆です。
仕事量を抑えたり、作業所を休んだりして回復に努めます。
今回はそれら前兆があっても無視していたので、大きく体調を崩しました。
人間の体は一瞬のうちに壊れますが、その回復にはかなりの時間を必要とします。
それをわかってはいますが、繰り返してしまうので、そこは良くない点ですね。
病気障害を持つことで健康のありがたさがわかる
私は常日頃
健康は最高の資格の一つ
と言っています。
健康であれば仕事も勉強もできますし、多少の無理もできます。
私は健康のありがたさを障害者となるまでわかっていませんでした。
健康でないことの不自由さを知った時
もっと自分を労わればよかった!
と思いました。
なので残った健康な部分を大事にしています。
人間は苦しい時を忘れてしまうので、いざ病気になると健康のありがたみがわかりますが、治ってしまうと忘れてしまう。
それが人間の良いところですが、悪いところでもあります。
健康のありがたさを忘れずに過ごしたいですね。
病気でも諦めずに出来ることを探す
病気になると諦めることも増えてくるのは事実です。
それが治らないなら今までしていたことも諦めなければいけなくなります。
でも興味は尽きないはず。
私の興味は仕事と料理、諦めずに楽しめています。
仕事は自分の労働が直接報酬になるので会社員の時に比べてやりがいを感じています。
また自分の工夫で仕事をしやすくできたり、一人社長一人社員として営業から生産、マネジメントまで全て自分ですることは、ある種の楽しさがあります。
料理は節約のためにしていますし、味の追求もしています。
外食なら1,000円以上のところは100円以下に抑えられた
と感じると味以上に嬉しさもあります。
私は外食分のお金をその都度投資信託へ回す様にしています。
そしてもし外食をした場合はWFPのアプリで寄付する様にしています。
自宅で自炊する場合はネットのレシピを再現するだけでなく、アレンジをしたり、創作をしたりします。
そして夫婦2人で食べる時間を楽しみにしています。
手仕事、梅を漬けることも楽しみにしています。
生活保護受給の頃始めた、節約と季節感を感じるためにしていることですが毎年楽しみにしています。
2年越しの梅酒も出来上がり少しずつ楽しんでいます。
出来る喜びをもう一度
最近ようやく自転車で長距離を乗れる様になりました。
以前は自転車のレースに参加するほど好きでしたが、体を壊して以来体力もなくなり乗れずじまいでした。
今年の春にレースにも耐えうる自転車を譲っていただき少しずつ乗っていました。
ようやく3時間ほどは乗れる体に。
自分としても少し回復した実感が持てて嬉しいです。
文章を書くことも好きだったので、ブログが書けることも嬉しさの一つ。
以前の私だったら思考の奔流に流され考えられませんでした。
今こうして書けることは本当に嬉しいです。
iPadをいただいたので、下手の横好きでイラストや塗り絵もしています。
学生時代美術部だったので数十年ぶりのことで、毎日四苦八苦しながら楽しんでいます。
諦める必要はないと知ったあの日、人生は動き始めた
療養生活を続ける中で、体力は減少し歩くこともままならないこともありました。
回復してきて歩くことから始め、ある日無謀にも川崎市から江ノ島へ片道40kmの道のりを自転車で行こうと決めました。
4時間かけて辿り着き体力の自信となりました。
できないと思っていたことができたことは、嬉しいものです。
自転車はもうダメだと思っていたら意外と乗れた、諦める必要はなかった。
それを知った時、多くの諦めていたことも頑張れる気がしました。
結婚したこともそうですし、仕事もそうです。
私が諦めなければよかっただけでした。
今後の人生においても諦めずに挑戦をしたいです。
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