2年前の10/31、生活保護が廃止(抜けること)となりました。
約5年の生活保護の期間は私に多くの学びを与えました。
そこで大きく変わったこともあります。
2年経った今、変わったこともありますし変わらないこともあります。
特にお金周りは変化が大きく、ライフスタイルは変化がないです。
私が新たに産まれた日、生活保護廃止前と後を比較して考えてみたいです。
◯お金の収入源と額が変化した
お金の収入源は行政から自力で稼ぐことへ変わりました。
生活保護の頃はどんなに稼いでも上限がありますが(収入がある分、保護費は減ります)、今は稼いだ分自分の収入となります。
これは大きなことで、生活保護の頃は保護費に稼いだ分を足しても13万だったのが、今ではそれ以上の20万超えとなっています。
もちろん医療費や年金、社会保険料の徴収もありますが、それでも生活保護の頃よりお金があります。
増える貯金額は見ていて楽しいものです。
One Pieceで強さの指標は懸賞金となっていますが、自分が強くなっていくようです。
◯行動範囲が広がった
行動範囲が広くなりました。
少ない保護費では遠方へ行くことはその後の生活のことを考えると難しいです。
生活保護終わりの頃はお金に少し余裕ができたので遠くへ出掛けていました。
今では気軽に遠方へ出掛けられます。
とは言っても、できるだけお金を使わないように自転車を利用したり、障害者パスを使い無料のバスで行けるところを探します。
昨年今年でもっとも遠いところは京都になります。
生活保護の頃はとてもいけませんでしたが、今はちょっと頑張れば行ける距離と金額になりました。
もっとも夜行バスでしたが。
最も交通費をかけてるのは通院です。
精神科へは2~3週間に1度、往復で1,000円ほどかかります。
生活保護の頃ではできないことですが今では懇意にしている遠方の主治医の元へ通えます。(生活保護の場合は通院のお金も出るので、交通費は気にしなくて良いのですが、あまり遠方だと何か言われるかもですね)
◯ミニマムな生活は変わらない
少ないもので暮らす生活は今でも変わりないです。
物欲がなくなったのもありますし、子どもへお金を使いたいので出来るだけそちらへ使うようにしています。
そろそろ冬になり、自転車のウエアもほしいところですし、トレーニングウエアも暖かいものがほしいですが、今すぐというわけでもないですし、その内買えればいいかな?くらいに思っています。
部屋の中もすっきりとしていて、落ち着きます。
今年我が家で購入したものは子ども関係のものが中心で自分たちのものは傷んだ服をお疲れ様した代わりに買った服と、パートナーへ買った誕生日の服。
それで十分です。
◯経済規模も変わらず
結婚し、安定した職業につき副業もしていますが経済活動はあまり大きくなっていません。
何かあったときにお金を備えておきたいのもありますし、貯金や投資へお金を回してます。
お金があれば使ってしまう時期もありましたが、今は誰かに見栄を張ることもなく、むしろ質素アピールをし、生活をしてます。
食費も贅沢をせず、安いものを買うようにしてます。
そしてお菓子は禁忌としできるだけ買わないようにしています。
ごくごくたまにお疲れ様で夫婦でアイスを食べるだけです。
経済規模が生活保護でせっかく縮小したのですから維持したいところです。
◯お金の大切さ、暮らしをミニマムにシンプルにした生活保護の経験は一生の宝
おそらく普通に暮らしていて生活保護になることはそう滅多にないことだと思います。
倒れて働けなくなったおかげで生活保護を体験できたと思います。
一般的に見れば最悪の経験かもしれませんが、私にとっては悪くない、学びのある出来事でした。
人は行動や判断の基準を持っていると思います。
私にとっては生活保護は間違いなく基準となる出来事の1つです。
今後も生活保護という出来事を基準に暮らしていこうと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます。
生活保護抜けられて良かったですね。
私も挑戦したのですが失敗し、生活保護に逆戻りです。
おまけにヘルニアの影響か左足まで痛めてしまいました。
左足を治さないことには仕事も出来ませんからね。
年内はゆっくり休んで、年明けからA型探そうと思います。
ゆっくりじっくり時間をかけて良き選択肢を選ばられるといいですね。