以前、一人暮らしの頃はゴミ屋敷に住んでいました。
どのくらいゴミ屋敷というとゴミの上に布団をひいて寝るくらいです。
療養生活当初、ゴミの中に埋もれていました。
これでは病気も良くなりません。
ある日一念発起してゴミを処分し、所持品を整理し、モノを持たないようにして過ごしています。
モノがないことで散らかりようはないですし、掃除もしやすいです。
発達障害ゆえわかりませんが相当ゴミ屋敷だった私の部屋は生まれ変わりました。
その理由を考えます。
ゴミに価値はない
ゴミが溜まったとしてお金を生み出しはしません。
ゴミはゴミを呼び、さらに大変なことになります。
なぜかわからないですが、ペットボトルやキャップを貯めたりするんですよね。
あとシールやノベルティなども。
そこで考えました。
「これらを持っていることで何かいいこと、良い気分になるか」
そう考えるとちっともそうじゃないんですよね。
なので私はゴミを全部捨てました。
捨てて困ることはほとんどありませんでした。
ようやく床が見えた時はなんだか嬉しかったです。
モノを持たない
服やモノもそうですが多く持っていたとしてそれほど多くは必要ないです。
例えば靴、極端な話1足でも良いですが、濡れた時、雨や雪の日を考えて、スニーカー2足、長靴さえあれば十分です。
とはいっても四季がある日本、靴もある程度必要なのでスニーカー以外にサンダルも持っています。
プラスでフォーマル用の靴。
多く物を持つとその収納スペースが必要ですしメンテナンスの時間と労力とお金が必要です。
履き潰せばいいですがそれではコスパも悪いですし見た目も悪かったりして、おしゃれに欠けます。
おしゃれでいたいですから。
服に関しても同じです。
四季があるのである程度バリエーションは必要ですが、春秋は同じ服装でも良いので3シーズンを考えればいいです。
その中で、一週間洗濯をしつつ着回せば良いのですから必要数もそれほど多くなくていいです。
よく女性誌で少ないアイテムで1週間着こなす特集が組まれていますが、あのような感じで自身のアイテムも少なく着回します。
自宅も少ないアイテムでシンプルにします。
所持品が少ないと何が良いかというと掃除をするときに非常に楽だということです。
汚れもすぐわかるのでさっと拭いて汚れを取ります。
整頓の労力も少なくて済みます。
モノを多く持たないことは、それだけ出費も抑えられますし、自分が所持しているアイテムを把握しやすいです。
あれ何処に置いたっけ?
がほとんどないです。
障害的にかたつけが苦手なら、そもそもモノを持たない
私は片つけ掃除が非常に苦手です。
苦手ですが、現在は出来ています。
発達障害はかたつけが苦手とされていますが、なぜか。
単純な理由でモノが少ないので、掃除にかかる労力が少ない、かたつけるものも少ないからです。
もっと言えば掃除も一工夫し、掃除機とワイパー、雑巾しか使いません。
ごくごくたまに洗剤や重曹を使う程度です。
掃除にかかわる工程が単純なので頭を悩ませることもないです。
これは私一人で考えたことではなく、本を呼んだり、ヘルパーさんに教えてもらったりして徐々にできるようになりました。
大掃除的なことはピッピさんとやれば迷うこともないので大丈夫です。
今後もモノを持たない生活をしていく
1年間で2度の引っ越し、結婚に伴い所持品のほとんどを処分しました。
それで困っていることは今のところないです。
所持品は1/5以下となった今、それまでの生活で所持していたものは果たして必要なものだったのだろうかと疑問に思います。
服もかなり処分しましたが困っていません、帽子はもったいなかったかなと思いますが、毎日かぶっているわけではないです。
デスクトップパソコンは処分したおかげでもっと良いスペックのパソコンを買うことが出来ました。
本もほとんどを処分しましたが、今は電子で十分楽しめています。
今の所持品はダンボール2箱、衣装ケース3つ、パソコン、これだけです。
フラッと何処かへ行けそうです。
家族がいるのでそうはしませんが、身軽であることは思いの外いい気分です。
モノがあることは決して豊かなことではなく、あるものでどう豊かに暮らすか、そういった視点が人を豊かにするのではないかと思います。
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