生活保護の保護費内で暮らすと聞くと
「すごく大変そう」
と思われそうですが、その日暮らしをしている人や、入ったお金を全て使ってしまう人に、保護費内(6-7万円くらい)で暮らしてみることをオススメします。
「生活保護には交通費無料や医療費無料のブーストがある!」
と言われそうですが、社会人なら会社から交通費は出ますし医療費は社会保健半額負担で医療費3割負担ですし、健康であれば全然医療費かかりません。
そこで私は気持ちの上で「無茶な節約」=「生活保護的節約」することをオススメします。
一度生活規模を縮小させると実はその経済規模でも十分暮らせることがわかります。
◯食費は週いくらまでと決める
私が生活保護生活の頃、食費を週単位で計算していました。
1週間にかかる食費は2,500-3,000円くらいと決めて、買い物をし残った分で外食をしていました。
私が以前住んでいたところは、駅周辺に図書館、区役所、繁華街が密集し、図書館で本を読んで帰るのがめんどくさい時は、繁華街でやすいものを食べるか、区役所の食堂で1食400円の定食を食べていました。
自炊していたので食材費もまあまあかかりました。
1週間の内、八百屋さんに1,000円以内、肉魚その他に1,000円以内、これで2,000円くらいです。
残った分はコーヒーを買ったり好きなものを買ったりしていました。
1ヶ月大体4週間なので、1ヶ月にかかる食費は10,000-12,000円、少し出ることもありますがだいたい想定の範囲内です。
食費で無理をするのは、パンだけ、ご飯だけと思われそうですが、栄養バランスを崩すと病気や怪我に繋がります。
私は度々風邪をひいたり、骨折をしていました。
なので自炊で切り詰めるほうがいいと思います。
自炊ならば栄養バランスもよく味も好みにできます。
◯服飾費を一度3ヶ月0にしてみる
日本には四季があり、服にかかるお金もそれなりに掛かります。
ですが季節ごとに服を買い増ししていてはお金は出ていくばかり。
四季の移り変わりはおおよそ3ヶ月、1シーズンを何も買わずに過ごしてみるのもいいかもしれません。
私は生活保護の頃は、持っているアイテムをリスト化し必要以上に多くならないようにしていました。
そして、メンテナンスをしながら使っていたので3ヶ月どころか半年、1年丸々買わないこともありました。
無茶な服飾費節約なら3ヶ月0で暮らす、できると思えばできます。
基本的に服のデザインは奇をてらわないベーシックなものとして、色は3色まで。
これで着回しも簡単になります。
そして、CMを見ない、広告を見ない、お店へいかないようにすれば自然と購買意欲もなくなります。
私は今でもその生活スタイルで、買いたい欲求はほとんどありません。
買うとしてもユニクロか無印のセールを狙います。
案外それで十分だったりします。
◯交通費はできるだけ0円を目指す
交通費も膨らみそうですよね。
生活保護は病院などの交通費は出ますが、日常生活の交通費は出ません。
私は無料のバス定期と自転車をフル活用していました。
駐輪代すらもったいない時は歩きでした。
遠くへ行く時はバスを乗り継ぎ時間がかかっても0円で済むように意識しました。
私は生活保護の頃は駅近の安い物件に住んでいたので、基本歩きか自転車でした。
大きなリュックに食料品を背負って歩いたのはいい思い出です。
今は駅から遠い物件なので無料のバス定期と自転車を利用しています。
自転車は子どもの送り迎えがあるので思い切って電動アシスト付き自転車を購入、子どもの送り迎えや日々の買い出しに大活躍です。
初めはバイクを買おうかと思いましたが、なくても案外どうにかなっちゃいますね。
◯娯楽は公共施設を最大利用
娯楽は図書館を利用していました。
図書館の本はなんと0円で借りられますし、DVDやCDまで借りられます。
遊びというと何かとお金がかかるものを連想しがちですが、案外図書館で本を借りて読むのもいいです。
また並行してテレビを見るのをやめ、スマホを通知オフにして遠くへ置くことをオススメします。
本に集中できますし、気持ちも落ち着きます。
お気に入りのお茶やコーヒーなんかがあると捗りそうです。
図書館は他館とも連携をしているので叢書量も結構大きいです。
今の私は2週間に一度の生花のお稽古のついでに図書館に寄って本などを借りてきます。
子どもの絵本も借ります。
子どもの絵本で良かったものは購入し、自分のものは極力買わないようにしています。
最近買った絵本は、じゃあじゃあびりびり、だるまさんが、だるまさんの、だるまさんと、おばけちゃんだあれ。
子どもの反応を見てから買えるので図書館はいいですね。
◯サブスクは厳選して有効活用
生活保護の頃もサブスクに入っていました。
Amazonプライム、後半にはNetflixにも加入していました。
映画が好きなので、映画を1月1本と決めて観ていました。
私が住んでいたところは、駅チカに大きな映画館、少し離れたところで胆管映画を上映しているところ。
映画好きには嬉しいです。
障害者で1,000円で観られましたが1000円は1回の買い物に匹敵する値段。
そこでAmazonプライムの映画を視聴していました。
無料、もしくは数百円で観られるので映画館で見るより格安です。
後半は働いていたのでNetflixにも加入しさらに映画熱を上げました。
現在は仕事で使うのでAmazonプライム、Netflix、Disney+、U-NEXTへ入って経費計上しています。
書籍はオーディブル、Amazon Unlimitedと贅沢に使っていますが移動が多いので元は取れています。
パートナーがApple Musicを使っていたのでファミリープランで相乗り。
ちょっと贅沢ですが、現在の励みになっています。
◯無茶なくらいの節約は1度したほうがいい
3ヶ月、無茶な節約をすることをおすすめします。
節約はゲームみたいなもの。
慣れてくるとパズルを組み立てるように行動を組み立てられます。
一度慣れると継続も楽です。
きっと生活もミニマムにシンプルになっているはず。
整った部屋で何かを始めるもいいですし、3ヶ月我慢したかもしれませんから少し贅沢もいいでしょう。
現代社会は便利になりすぎました。
多くモノを持っていれば豊かと思ってしまいます。
ですが私が思う豊かさは時間的に豊かであり、ついでお金が豊かであることだと思います。
そして健康であること、多く睡眠時間を取れること、人と不和がない、など心身のストレスがないことが何よりも幸福につながると考えます。
幸せになるのに資格も条件も必要ないです。
ただ幸せと感じる時間さえあればいいのです。
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