「お金があればなんでも買える」
という話を聞く一方
「お金が全てではない」
という話も聞きます。
世の中のほぼ全てがお金に換算され、罪の贖罪もお金になりますし、延命や助かる命はお金が必要です。
日々生きるためにはお金は必須で変え難い現実です。
ですが一方で親子関係は金銭で買えませんし、知識もお金では買えません、性格も買えません。
生活保護を受けいている頃、10万年給付報道のあった翌日に収入申告へ行くと、保護課の窓口で
「10万は必ずもらえるんだろうな!申告しなくて良いんだな!」
震える声で語気荒く担当の方へ食ってかかっている人を見て
「私も気をつけなきゃ」
と思いました。
私は
「生きていくのにお金は必要、でも必要以上のモノを買うなら破滅を招く。精神面の成長はお金ではどうあっても買えない。」
というスタンスを生活保護の経験から得ました。
道徳でも宗教でも清貧は求められますが果たして人間位必要なことでしょうか?
◯この世の全てがお金に「ほぼ」換算可能
例えば焼肉、お金があれば叙々苑でもどこでも食べられますが、お金が少なければ牛角食べ放題、お金がなければ食べられません。
この世のあらゆるものに価格がつけられ、お金さえあればなんでも買えますし経験もできます。
お金があれば衣食住のレベルも変わってきます。
高級マンションで毎日外食をしている人がいる一方で、明日の食事もままならないこともある場合もあります。
我が家は東京の高級マンションの立ち並ぶエリア近くの公営住宅で十分豊かに暮らせています。
このエリアでは非常に格安で家が借りられ、家賃補助もあるので家賃はあまりかかっていません。
さらに下町エリアも近いので格安の食料品を買うことができます。
これはこれで助かっています。
お金で買える暮らしですが、そのありがたみを日々受けています。
お金はやはり必要だと思います。
◯お金のことを言う人は品がない、そんなことはない
「お金のことを言う人は品がない」
ということはよく聞きます。
ですが本当にそうでしょうか?
お金でつまずくことは社会人になってから多いと思います。
思わぬ借金、突然の生活保護、そして自己破産があります。
2021年の自己破産件数は68,240件です。
お金で躓く人は決して少なくないのです。
それにねずみ講やMLM、ネットワークビジネスなのでお金を散財してしまう罠は多くあります。
クレジットカードも気をつけて使わないと払いきれずリボ払いとなる方も多いです。
私も自己破産をしています。
浪費もしていましたが、多くのお金の躓きをしていました。
それに将来の老後や突然の出費に対応するには貯蓄のことも外せません。
投資や貯金、様々な方法で蓄財をしないと、容易にお金は貯まりません。
お金に貴賤はないと思います。
どう使うか、どのように振る舞うかの問題のように思います。
◯お金は尊い、どのように暮らすかが問題
お金は衣食住を充実させるために尊いと思います。
お金のことを言うことが品がないのではなく、お金の使い方に品のあるなしがあるように思います。
過度な浪費は品がないでしょうし、過度にケチでも品がない。
程よいお金との距離感が必要ではないでしょうか?
私は変化を繰り返しながら今の消費スタイルに落ち着きました。
品があるかはわかりませんが、お金に関して卑しくなってはいないと思います。
以前は「お金、お金」となっていたので気をつけたいですし、お金を大切に貯めて大切に使いたいです。
老後2,000万円問題もあります。
歳をとった時、品なく暮らしたくはないですから。
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