就職活動は誰にとっても年齢問わず大変なものです。
私が通っている作業所でもお話を聞くと
こういう仕事は苦手!
こういう仕事はしたくない!
障害特性に配慮されないと無理!
という意見を聞きます。
健常者でも仕事の得手不得手はありますし、個性もあるのでコミュニケーションなどにおいて注意事項もあったりします。
就職活動において大切なことは自分の価値観を明らかにすることです。
自分の考えと企業の人事の方、職業訓練で話した就職カウンセラーの方のお話から障害者の就職活動を考えます。
「障害があるから配慮されるべき!」という考えは捨てた方がいい
こういう障害特性があるから配慮されないと無理!
という意見を聞きます。
それもごもっともですが、障害の
- 企業側はどのような配慮が必要か
- その障害に対して自分はどのような対処をしているか
- その障害でどのような不都合が発生するのか
が明らかでないと企業側は採用しにくいです。
基本的に企業は障害を持った人は自分で障害の対処できる人を求めています。
障害へ対処できていないなら自宅で療養してください
となってしまいますし、就職前の段階の就労移行支援の利用を考えたほうが良いです。
その上で、どうしても手助けが必要ならば企業側はどのような支援をするかも具体的でないと困ります。
車いすと言っても足がない人と脊損で姿勢保持が難しい人では話が違ってきます。
企業は福祉のプロではないので言葉を尽くして説明が必要です。
なぜ仕事ができないのか、苦手なのかを明らかにしておく
障害者雇用で多くを占める職種は事務補助ではないでしょうか?
事務補助は帳簿整理、ファイリング、データ入力、掃除、シュレッダー、郵送物発送受け取り振り分けなど多岐にわたります。
そこで
数字を扱うことは苦手!
パソコン作業はできない!
といってしまうと企業側も採用しにくいです。
具体的にどう苦手なのか、できないのかを明らかにする必要があります。
なぜならば企業側は仕事を任せる時も何注意して任せて良いのかわからないためです。
- 計算が苦手なのか、できないのか
- 細かなことが苦手なのか、できないのか
- 集中力が保たないのか
など様々なことが考えられます。
そこで重要なのが、自分ではどう対処しているかを示す必要があります。
配慮されたい、企業側の本音は
障害には配慮が必要ですが、あまり要求が多いと企業側は採用を見送りがちになります。
就労以外でもそうですが、要求の多い人は人間関係を悪くしてしまう可能性があるためリスクを避けたいとお伺いしたことがあります。
私たちは人間なので相互に助け合う必要がある生き物です。
障害あるなしに関わらずです。
働くなら気持ちよく働きたいものですよね。
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