会話が続かない、何を話していいかわからない、そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
落語家や講談師のように上手く話せたらきっと人気者になれる!
そう思う人も多いと思います。
ディベートでは話さなくてはなりませんが、日常生活の会話においてしゃべれることよりも聞くことのほうが重要だったりします。
ホストのように喋れればきっとモテモテ!
実はホストはほとんどが話を聞いているだけなのです。
会話の良し悪しを決めるのはどのような要素が必要なのでしょうか?
会話は、聞く9:話す1くらいで
会話において相手が満足感を得るのはどのような状態でしょうか?
著書「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」によると会話のコツは相手に喋らせることにあるそうです。
私にだって話したいことがある!
と思うかも知れませんが、それは置いておきましょう。
相手に喋らせることでこちらが話題フリや必要以上に話す必要がなくなり、相手は
話を聞いてくれている
という満足感を得ます。
一方的に聞いていることは物体でもできるので、適時うなずきや話の内容を要約して返しましょう。
これで相手は聞かれていると感じます。
しばらく聞いていると
どう思う?
意見を求められることがあります。
その時に話せば良いのです。
でも話したいですよね?
では自分の話をするにはどうしたら良いでしょう?
それに加えて相手に満足感を与える会話とはどうしたらいいのでしょう?
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
自分が話したい場合は、相手の会話を踏まえて質問をするといいです。
質問の仕方は2つあります。
どんなものがあるのでしょうか?
オープンクエスチョン
オープンクエスチョンは読んで字の如く、質問がオープン、自由に答えられるようにしてあげることです。
例えば
来月スプラトゥーン3でるよね?ネット対戦で活躍したいんだけど、どんな練習してるの?参考にさせて!
すると自由に相手は答えられるようになります。
そしてその質問について相手が興味を持つと逆に質問を返されます。
その時に話せるのです。
足りないですか?
ちょっとお待ち下さい。
クローズドクエスチョン
これはyes、noなどでしか答えられない質問をする仕方です。
例えば
スプラトゥーン3でるけど買う?
これだと2択の答えしか無いです。
この質問の最大の欠点は話がふくらまないことです。
ただ相手が話したくない場合は、2択で済むので役立ちます。
いわゆるコミュ障を自認する人は話しすぎている
ここでいわゆる口下手のスラング、コミュ障についてお話します。
コミュ障の方共通して言えることは決して「口下手」ではないのです、その逆に話しすぎているのです。
そんなはずはない、話をしているはずなのに全く聞いてもらえない
と思う方もいると思いますが、話しすぎているがゆえ相手が話をできず会話が一方通行になり会話が成立しなくなり満足度が低下します。
私の場合は障害故か性格なのか話しすぎる傾向にあった頃は
宇宙人!
といわれるくらい他人と意思疎通ができていませんでした。
治療やソーシャルスキルストレーニング(SST)をすることで会話のコツを掴み今に至ります。
話し逸れましたが、話しすぎるとボロが出たりするので信頼感も落ちてしまいます。
ですのでお話は最小限にとどめて聞くに徹したほうがいいのです。
聞くことで会話の流れがわかる
聞くことで
- 今何が話されているのか
- 会話に入るタイミングを図ることができる
- 聞いてくれる人という認識になり勝手に好感度があがっていく
- 話しすぎて疲弊しない
などの効果があります。
冒頭に述べたホストの話に戻ると、なぜ人気ホストは人気があるのかというと話を聞く技術が優れているからです。
もちろん容姿の良さも相まっていますが、人は話を聞いてくれる人に信頼感を抱くものです。
ホストは自分が喋る労力をかける代わりに聞くことに労力を割いているのです。
日常生活へ戻り、私達の生活では1:1、1:多数の会話が展開されます。
それは複雑な会話の流れを理解する必要があります。
討論会のような司会進行役がいるわけではないので話はあちこちに飛びます。
その流れを把握せずに喋ることは
こいつ話を聞いてないな
という認識を相手に与えてしまいます。
そういった事故を未然に防ぐには、話を聞くことに集中し流れをつかむことが大切です。
無理してはなさなくてもいいのです。
主張しないからだめな人とは誰も思いません。
会話の基本は聞くこと
聞くことを重視すれば
- 不用意な発言は減る
- 会話の流れを無視した発言は減る
- 聞く人という認識になり好感度が上がる
- そして思慮深い人という認識を勝手に抱く
これらは非常に対人関係において有効に働きます。
信頼関係を築けますし、相談役として重宝されます。(たとえ答えを言わなくても)
あなたはきっと知性ある素晴らしい方です、でもちょっと聞くことに注視すればより一層会話はスムーズになるはずです。
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