前立腺がんを患った父ですが、治療の甲斐あって経過観察のみとなったところ今度は胆のうと肝臓のがんが見つかり余命宣告を受けました。
さすがに私はグラッときて調子を崩しました。
「父が死んだらどうしよう…私も死ぬ可能性があるけど大丈夫かな?」
調べてみると私の障害の平均寿命は53歳くらい、あと数年です。
死を意識すると、どう生きるか?悔いを残さないように生きることを考えます。
父をどのように送るか、私はどう生きていくかを考えてみました。
◯父の気持ちは父次第
父がどう送られたいかは本人に聞かないとわかりません。
改めて聞くのもどこか変な気がして…
父の様子からすると普段通り振る舞っている父を見ると、特別なことをされたくないかもと思います。
それよりも頻回に孫の写真や動画をせがまれているので、スマホを持たせて写真共有アプリやビデオ通話できるようにしました。
父は嬉しいようで毎日ビデオ通話をしています。
面倒なことを嫌っている父ですが、スマホを渡せてよかったです。
◯私はどう生きるか
精神に障害があり、循環器、血液、肝臓、血圧を経過観察、片頭痛持ちとしては、死は一般の方より近しいものと感じます。
先日の腹部エコーで胆のうと肝臓に腫瘤も見られました。
死にたくはありません。
その理由として以下の2点があがります。
- 子どもの成長を見ていたい
- パートナーとの時間をもっと持ちたい
そのために考えられることはいくつか挙げられます。
- 心身の健康を保つ
- 時間的余裕を持つ
- 経済的余裕を持つ
これらだと思います。
これらが私にとってどういう意味を持つのか考えたいと思います。
・心身の健康を保つ
肥満体である私は、痩せれば多くの問題が解決します。
食事で3kgは落ちましたがそこから先は落ちにくいです。
運動習慣がないのも問題。
自宅で少しだけ自重トレーニングをしていますが足りない様子。
子どもの保育園が始まれば多少時間ができるのでご近所の公営ジムを利用することがよさそうです。
さらに春になるとご近所でマラソンの大会。
ちょっと足を伸ばせばロードレースの大会があります。
昨年も参加したので今年も参加したいです。
ここまでが体の健康
もっと大きな問題として精神面の健康も重要な問題。
精神面の健康で欠かせないのが生花と読書と映画です。
生花は作業療法のような働きをします。
生けている時には自分が何者でどんな障害があって、そういった瑣末なことを忘れられます。
障害を瑣末というのはなぜかといえば自分の構成要素の小さな1つでしかないから。
花を生ける人として花と向き合います。
読書は文字を目で追い、黙読することで思考を本の内容でいっぱいにできるから。
私には観念奔逸という取り留めのない思考が自動で湧いて考えられなくなる障害があります。
それを読書で緩和できるのです。
多分本好きだったからできる方法だと思います。
映画は好きというのもありますが、一時現実を忘れられます。
子育て家事仕事に追われて自分を見失いそうですが、映画の主人公生き方を見て今の生き方を振り返ったりできます。
・時間的余裕を持つ
仕事に家事、育児をしていると時間はあっという間になくなります。
少ない時間で効率よくこなすのはもちろん、時間の捻出も重要になります。
時間を作るためにしていることは、無駄な動き、ことをしないこと。
外出も減らしましたし、イベント事も減らしました。
その分家族や夫婦の時間は増えています。
時短家電を買ったことも大きいです。
ドラム式洗濯乾燥機は干して乾かして取り込む手間を省いてくれます。
できた時間は家族で過ごす時間や自分のために使いたいです。
・経済的余裕を持つ
お金があればある程度の不幸を避けることができます。
具体的には突発的な病気や怪我などで働けない場合、預貯金があれば収入がなくても耐えることができます。
傷病手当もありますが、治療もありますのでお金に余裕は持ちたいです。
私は収入に対して10%貯金、別枠で投資をするようにしています。
お陰で生活保護とは言えある程度の余裕ができました。
これで万が一体調を崩して働けなくても1年は家計を支えることができます。
実家に何かあればお金を送ることもできます。
お金に余裕があると、精神的にも落ち着きます。
お金お金というと卑しいと思われがちですが、卑しくても生きていかなければならず、それは生活保護の頃に嫌というほど身にしみて思いました。
◯誰のためでもなく自分のために生きる
家族は大切にしたいです。
ただ家族を守る、家族に迷惑をかけないためには自分が健康でなければいけません。
私は病気持ちで障害者ということを考えると健康には人一倍注意しなければいけません。
病気をした時、体調を崩した時、周りは支えてくれますが、回復するのは自分自身の力です。
回復するためには時間、お金、自己の治癒を信じることと治癒力、これらが必要です。
生活保護の頃は上記のことは満たされた状態で治癒に専念できました。
今は仕事もありますし、家庭もあります。
守るべきはまず自分を意識して、父のために動きたいです。
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