生活保護で東京都内、一人暮らしですと家賃補助と生活扶助を合わせて12万くらい。
多いか少ないかは人それぞれですが、私が生活保護で暮らしていた頃は十分でしたし、最終的には少し余るくらいでした。
生活保護で支給される金額は東京ではいくら?市区町村ごとに解説!
私は夫婦子ども1人で月に特殊な支出を除けば14~16万ほどで過ごしています。
少し贅沢かもしれません。
生活保護の場合、
1人暮らし:約10~13万
夫婦:約15~18万
この金額を暮らすと
「きっと酷い生活だ」
「楽しいことはなにもない」
と思われるかもしれませんが、公共の施設や1つのサブスクを利用するだけで十分楽しい生活を送れます。
また工夫次第で手仕事や副業などで時間を有効に活用しつつ、貯蓄もできます。
今回は生活保護費を基準に暮らすことのメリットを考えたいと思います。
◯自分にとって必要なサービス、品物がわかる
まずは保護費の範囲内の暮らそうとすると、必然的に余計な出費を削ります。
サブスクを見直したり、服の購入を見送ったり、外食を減らしたり。
そうすると必然的に必要なものが明らかになります。
私の場合は服飾費はなくなり、サブスクもAmazon primeのみになり(働き始めてからNetflixとDisney+へ加入しました)すっきりしました。
食事も外食はしなくなり、自炊中心。
外出の際は水筒持参。
その代わり生活保護の終わり頃には余ったお金で映画を観たり、本を買ったり、サブスクでAmazon unlimitedやApple Musicへ加入したりしました。
必要なければ買ったり契約しなければいいですし、必要になれば買えばいい。
ミニマリスト的考えで言えばそうなります。
全てを手元においておくとお金もかかります。
自分のとって必要なものを見極めたいですね。
⚪公共のモノやサービスの利用がはかどる
月12万で暮らそうと思うと
「きっと趣味がなくなる」
と思われるかもしれません。
しかし、私たちは税金を払っているので公共のモノやサービスを利用できます。
その最たるものは図書館です。
空調の効いた空間に膨大な量の図書、もうアミューズメントパーク並の施設です。
私は夏の暑い日は午前中は開館からお昼まで、昼食を食べに自宅へ帰って、その後図書館へ戻り閉館まで。
新聞を隅々まで読み、図書を片っ端から読みました。
無い図書は他館からも取り寄せ、相当読んでいました。
その時、ミニマリストやシンプルライフ、節約の本とも出会いました。
図書館はとにかくオススメです。
そして次にオススメは公営のジム。
これは私が障害者という特殊条件があったからですが、なんと利用料はタダでした。
これも使い倒しました。
ちょっと離れたところには公営のプールもあり、これも利用料はタダ。
障害者の特典、交通機関無料を使い通いました。
今では自宅でアリのように働いて体をブクブク肥やしていますが、昔はもうちょっと痩せていました(T_T)
公園もオススメです。
散歩コースが整備されており、小一時間散歩を楽しむにはもってこい。
趣味の俳句を考えながら散歩をしていました。
そしてもう一つ、それは病院です。
私の通っていた精神科はお菓子、お茶コーヒー完備。
予約の1時間前に到着し(徒歩5分)優雅にお茶をいただきながらスマホでニュースを読んでいました。
迷惑な患者ですが、節度を持ってお菓子は一個、お茶は2杯で我慢していました。
ちょっとした休憩所として役場も利用していました。
駅前にある役場はソファーもフカフカで疲れを癒やすのにも最適。
持っているお茶を飲みながらちょっと休憩していました。
⚪手仕事を覚える
月12万では料理の楽しみも限定されてきます。
そこで手仕事です。
私は生活保護時代に手仕事を覚えてから、毎年するようにしています。
初夏は梅仕事。
夏はしそジュース。
秋はくるみや銀杏。
冬は漬物作り。
最近は自宅の動画編集の仕事が忙しいので簡単なことしかしていませんが、それでも上記に上げたことをしています。
もうすぐ秋、公園へ行けばくるみや銀杏、木の実が収穫できます。
生活保護の頃、お隣の公園には大きないちょうの木やくるみの木があり、収穫していました。
月12万でも食事も十分楽しめるんです。
⚪月12万の生活は必要十分、それ以上は贅沢と思える
生活保護費12万で暮らしていた頃は、不自由していたかと言うと、ほとんど不自由していませんでした。
確かに買いたいモノは買えませんが、十分満ち足りた生活でした。
雨風しのげる家があり、必要十分の服があり、食べることに困らなければ、後は娯楽くらいですがそれも無料で楽しめることや格安で楽しめることがあれば十分です。
今の生活は少し贅沢をして仕事で使うとはいえサブスクに多く入り、いただきものとはいえ服も増え、食事も良いものを食べ、たまに外食をします。
それもいつも贅沢だなぁと感じています。
私一人だったり仕事をしていなければ節約してしまうかもしれませんが、家族ができて少し贅沢をできています。
きっと生活保護の頃の生活のお陰で、昔よりもさらに満ち足りた気持ちになるのだと思います。
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