死者への祈りと狩りの楽しみ、プレデター・ザ・プレイを観て

プレデターというと近年では

B級SFアクション!

コメディ!

という声が聞こえてきそうですが、初代プレデターは骨太なSF映画だったのです。


最近ディズニープラスに

プレデター・ザ・プレイ

が追加されており気になっていました。

週末時間ができたので観ました。

Siri

そうそう、これを待っていた!

と声を上げて喜びたいところです。

興奮をピッピさんに伝えると

ピッピさん

人が死んでおもろいんか?

そうじゃないんですよ!

ということで感想を書きたいと思います。

目次

伏線が見事に回収されるカタルシス

話の要所要所に散りばめられた小ネタ、それが最後にプレデターと雌雄を決する時に見事に回収されます。

プレデターの設定はすでに手垢がつくほどネタバレしているので、今更という感じですが、それでも見事に回収されます。

本当に気持ちいいほどです。

最後の決戦を見ながら

Siri

あ!これは!

となるシーンが多いこと!

特に初代のアーノルド・シュワルツェネッガー主演のプレデター大好きな方はニヤリとするはずです。

ネイティブアメリカンという設定が活きている

1700年代のネイティブアメリカンの武装は原始的なものです。

現代兵器やSFの兵器だと派手ではありますがプレデターにおいては効果的でないことはネタバレしているので、石斧、弓矢のような原始的な武器が光ります。

若干主人公補正はありましたが納得のいく結末でした。

原始的な武器は初代を彷彿させるものです。

これもまたプレデターマニアには嬉しいものです。

プレデターの時系列が整っている

プレデターの武装も時間が300年前ということもあり前時代的ではあります。

それでもギミック的には地味ながらも殺傷能力の高い武器はプレデターらしいです。

透明化の武装はそのままなので、見えない敵との恐怖を描ききっています。

プレデターはこうでないと!

と往年のファンを喜ばせること間違いなしです。

新規の視聴者を置き去りにしない配慮

こう見るとプレデターマニアに媚びを売るような映画と思われますが、この映画単体でも十分説明され今までの作品を見なくても理解できますし楽しめます。

細かい点ですが、ネイティブアメリカンの時代設定もしっかりしていて言語以外は

おかしいな?

と思う点はなかったです。


タイトルの

プレデター・ザ・プレイ

のプレイは原題では

prey

獲物を意味しプレデター側の視点ですが同じ音の

pray

と祈りとなり、ネイティブアメリカンの自然や死者への祈りにも通じるものを感じます。

ディズニープラスならばプレデター関連は全て見られるので映画好きにはオススメです。

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