生活保護になって様々なことを経験しました。
そのおかげで生活態度や経済観念や週間など様々なことが改善されました。
今日はその中の1つ、お金について得たことをお伝えします。
生活保護は人生において悲劇でしたが確実にプラスになる出来事でした。
お金の価値を実感できた
例えば1,000円の買い物をしたとします。
これを働いるときと生活保護のときと比較すると
月収20万だと1,000円の買い物は20万の内0.5%
これに対して
生活扶助6万だと1,000円の買い物は6万の内1.67%
およそ1.1%の開きがあります。
わずか1円の差でも重さはだいぶ違ってきます。
お金に対して厳しくなるのも当然です。
生活扶助の内から食費、光熱費、諸費を捻出するので出来るだけ安く切り詰めました。
切り詰めるためにしたことは次に。
家計簿をつける
月々何にいくら使っているかを把握しないと、何を削れるかわかりません。
図書館へ行き節約関連の書籍を読むと
節約の第一歩は家計簿をつけてお金の流れを把握すること
なるほど、そもそも削れるものが何かわからないと始まらないです。
私は家計簿アプリを使って家計簿をつけました。
家計簿をつけてよかった点は
- 月々の食費を把握できた
- 年間の光熱水費を把握することで当月の光熱水費の予測を立てられた
- よくわからないサブスクを洗い出すことができた
- 交通費なども洗い出せた
それぞれ見ていきましょう
月々の食費を把握できた
月々の食費が把握できると、週ごとの食費も予測が立てられます。
そうすると月ごとの予算、週ごとの予算も立てられます。
1回ごとの買い物の予算も決まり、週ごとで食費をコントロールできます。
先週は控えめにしたから今週は少しいいものを買おう
ということもできますし
今月支払いがあるから食費は抑えめにしよう
ということもできます。
食費は生活保護の頃は週2,500~3,000円、月に12,500~15,000円ほどです。
ほとんど自炊してたのでこの金額です。
コンビニや外食は特別な理由がない限り利用していませんでした。
年間の光熱水費を把握することで当月の光熱水費の予測を立てられた
春夏秋冬、季節ごとに光熱水費は変化します。
1年間蓄積された光熱水費のデータは翌年の光熱水費の予測に役立ちます。
特に夏と冬の費用を予想できることは大きいです。
前もって引き落とされる金額が予想できれば、食費を抑える、日用品を買い控えるなど計画を立てられます。
更に春秋は余剰分が出るという予想もできるので映画や寄席へ行くこともできたり、お金をためて好きなことへ使うこともできました。
よくわからないサブスクを洗い出すことができた
サブスクは便利、快適ですが、解約を忘れているといつの間にか大きな金額を損失します。
私はリストにサブスクの一覧を作り、熟考してから解約しています。
仕事で使うもの、プライベートで使うものそれぞれ必要性を考えました。
これは生活保護の期間の後半は加入していたサブスクは多かったですが、それまでは整理しながら利用していました。
交通費なども洗い出せた
利用している家計簿ソフトでPASMOを連携して交通費を算出し、よく行く場所は最安ルートを計算するようにしました。
生活保護の最大のメリットは時間をたくさん持てることです。
障害者割引や無料になる福祉パスを利用し、0円や最安ルートを検索し、交通費を抑えるようにしました。
便利なのがアプリのヤフー乗り換えとGoogle Map。
バスは無料か割引なので極力利用するようにしルート検索すると見つけ出すことができます。
時間はかかりますが交通費を大幅に削ることができました。
自炊をするようになった
例えばコンビニや外食で1日に食費2,000円使ったとして
1日の食費2,000円×30日=60,000円
これでは生活扶助のお金が食費だけで消えます。
自炊ならば私の場合
1週間の食費2,500~3,000円×5週間=12,500~15,000円
その差、最大47,500円!
この差は大きいです。
私はお菓子は買わないようにしていたので、ご飯の食材のみの金額です。
自炊で心がけていたことは
- たくさん作って冷凍にする
- たくさん買ってきて小分けして冷凍にする
- お米や調味料などは大きなものを買ってくる
これだけでもかなり違います。
そして冷蔵庫の中をチェックして買うものは必ずリストにしそれ以外は買わないようにしました。
6万の生活扶助を少し余らせることができていただので頑張っていたと思います。
こうしてそれが今でも続き結婚後も着々と資産形成できています。
収入に依存していた頃の私はお金がなければ
稼げばいいや
と思っていました。
ですが今は
目標金額内で暮らそう
と思うようになりました。
生活保護は私にとって経済を学ぶよい機会でした。
戻りたいかと聞かれたら戻りたくはないですが、それでも経験として得られたことは非常に大きいです。
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