先日包丁の研ぎをお願いしに行きました。
下町の商店街の職人さんでいつもお世話になっています。
包丁を渡すと刃を見るなり
切ったあと刃を横へ滑らせるでしょ!
そうです!
なんでわかったの?!
刃先が片側へめくれとる!
すごい、職人すごい・・・
下町の暮らしにも慣れてきていろいろな人と関わる中感じたことを書こうと思います。
口調は荒いけど良い人ばかり
八百屋さんや包丁研ぎ屋さん、様々な下町の職人さん商人さんは口調が荒いです。
こちらが怒られているような気にもなります。
時々怒られもします。
でも基本的にみんないい人ばかりで、
おー!ちょっと足しておいたから使ってみて!
今日は多く入荷したからおまけしておくわ!
ついでに〇〇しておいた!
みんな採算合うのか心配になるほどのサービスっぷり。
こちらの心配までしてくれます。
世話焼きさんが多い
人がいい上に世話焼きさんが多くて、ピッピさんと相談している話を聞いて
それはこうすればいいよ!
そこへはこう行けばいいよ!
など教えてくれたり
配達行くついでだから乗ってけ!
どんだけ人がいいの?!
嬉しいですが遠慮しちゃいそうです。
スキあらば笑わせてくる
会話の端々に笑いのネタを入れてきてこちらを困らせます。
これを買えばかーちゃん大喜びだよ!
自分のカーチャンを喜ばせないのかい!
という夫婦漫才のような掛け合いや
オヤジギャグ、漫才、お笑い、ことあるごとに笑わせてきます。
関西とは違う笑いなのでしょうけど、寄席に近いものを感じます。
下町ならではなんでしょうね。
人生相談をしてくれる
時々人生相談にも乗ってくれます。
私が時々難しい顔をしていると
難しい顔してどうしたい?
話すとそれなりに答えが返ってきます。
鮮魚店の方に聞いたり、蕎麦屋さんに聞いたり、鍼灸院で聞いたり、それぞれがそれぞれの答えを持っています。
そしてきちんと話を聞いてくれます。
話って聞くことが主なので話しているうちに解決するんですよね。
下町の方は話し好きでもあるし聞き好きでもあるようです。
都会の喧騒から離れた静かな住宅と静かな関係
都会は人間関係が希薄とは言いますが下町は人とのつながりが強いです。
ですが静かな関係です。
私のご近所かもしれませんが立ち話で花を咲かせることもなく、ちょっと世間話ですぐに解散です。
ドライといえばドライですが、適度な距離感が心地よいです。
そして余り物があれば分けてもらったり分けたり、困り事があれば助けたり助けられたり。
下町に住んでみて居心地の良さを感じています。
半年ほど下町に住んで
東京に住んでいるとイベント毎が多くお出かけ機会も増えるのかもしれませんが下町地域でも十分に楽しいです。
先日はアートパラ深川へ行き障害者の方の作品を楽しみました。
ちょっと足を伸ばせば浅草、上野があり下町文化、芸術に触れることができます。
とはいっても滅多に行きません。
ご近所の商店街が楽しいからです。
珍しいお店を見つけたり、新しい飲食店を見つけたり、ちょっとした名所を見つけたり、新しい発見に満ち溢れています。
先日用事があって前に住んでいた神奈川県へ行きました。
そこも悪くないのですが、どこかお客様感覚でもう住人ではないという気持ちでいっぱいでした。
私が住むのは東京下町、そこで今後も暮らしていきます。
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