健康な方でも精神疾患の方でも完璧を目指そうとして失敗して自己肯定感を下げてしまったり、疲れ果ててしまう場合もあります。
それでは健康状態も悪くなってしまいますし、自責の念は消えません。
私も以前は完璧主義で自己肯定感は低く疲れ切っていました。
療養期間の時に色々な書籍を読み、ソーシャルスキルトレーニング(対人コミュニケーションを学ぶ心理プログラム)などから完璧主義から脱却しました。
今回は完璧主義のやめ方を書きたいと思います。
ベースは書籍などから得た知識です。
完璧の方向性を変える
完璧主義はタスクを100%こなすことを目指しがちです。
その100%の方向性を効率に振るのです。
効率化に力を入れることの良い点は時間に余裕ができることです。
その分疲労感も和らぎます。
私は何でも100%に完成させていましたが、今は用意を周到にすることで完璧にしやすくするようにしています。
一気に0から100%にするのは大変ですが、20きざみで徐々に仕上げればラクですし、途中で中断する時もラクです。
なにより止め時がわかりやすいです。
大きなことも細かくすることでたやすくなります。
100kgのものを一気に運ぶのは大変ですが、10kgずつ運べばなんのことはないです。
完璧であろうとする原因を探る
私が完璧であろうとしたのは「いい子に見られたい」「いい関係でいたい」「怒られたくない」という思いからでした。
でもそれは他人の顔を伺ってのことです。
ですが他人の気持ちは操れません、そこに労力を割くことはあまり意味は無いです。
完璧を求めることが承認欲求からなら手放したほうがいいです。
承認欲求を満たす方法が他人からの承認ならばなおさらです。
私も承認欲求の魔物でした。
それを自分の承認を得るように変えてから完璧であることは止められるようになりました。
むしろ120%を目指す
真逆のことをするのも1つの方法です。
完璧以上、120%を目指すことで次回以降完璧の敷居を下げることができます。
私は今の動画編集を初回120%で仕上げ、次回以降は80%くらいの力でしています。
すると20%くらい底上げされて力は80%でも納品物は100%になります。
なにも何よりも120%ですることは、成果物以外にも過程も頑張ることになります。
そんな自分はすごい!かっこいい!と思うと自己肯定感も上がります。
次の仕事が来てもその自己肯定感は維持されたままです。
はじめに80%でしてしまうと、後々苦しむこともあるのではじめは100%以上で取り組むと良い場合もあります。
100%完壁にできる時間を逆算し、かかる時間に+1.25倍かける
私は完成品を納品する場合、時間の猶予の見積もりに+1.25倍かけるようにしています。
そうすると予定よりも早く終る場合もあります。
クライアント様の印象も良くなりますし、早く終えた自分にも自己肯定感を感じます。
時間に余裕があると、アレコレしたくなった時できるものです。
私は微調整に当てていますが、休みに当てるのもいいでしょう。
時間に追われると思わぬ失敗で焦ったりしますが、時間があると十分取り戻せます。
時間って資産ですね。
スケジュール管理を完璧にする
納品までのスケジュール管理は完璧にしておきます。
そうすると日々のタスクが明らかになり、迷わずにすみます。
迷うと集中までに時間がかかります。
タスクに時間をかけないためにもGoogleカレンダーやAsanaを利用し、完成まで逆算しタスクを分解し日々の行動を決めています。
完璧グセというのは何かを100%にしておきたいという欲求でもあります。
それをスケジュール管理に振ることで欲求を満たせます。
私の完璧欲求ははじめのスケジュール管理でほぼ満たされるので、あとはタスクをこなすだけになります。
完璧である必要はある?
完璧であるというのは、自尊心や承認欲求が絡んできます。
そういった欲求は一旦置いて、完璧でない自分だとどうなるか考えてみましょう。
どうでしょう?
私は完璧でない自分というのは
無価値!
と思っていましたが、完璧でなくなっても誰からも責められませんでした。
完璧であることは恐怖心を抱かないための担保だったと思います。
完璧でなくても誰も困りませんし、私も困りません。
ならば完璧は手放して気楽に生きたほうが健康的です。
私を苦しめていたのは承認欲求と他人からよく見られたいというプライドでした。
それを手放した時に人生は好転していきました。
あなたにとって完璧であることはなんでしょうか?
それを深掘りしてみるのも悪くはないかもしれませんね。
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